【レビュー】『テンカウント(4)』の魅力と大人が読みたくなる理由

作品データ
作品名 『テンカウント(4)』
形式コミック
作者宝井理人
レーベルディアプラス・コミックス
巻数全6巻
総合評価 ★★★★★ (4.9)
ストーリー ★★★★★ / 心理描写 ★★★★★ / 糖度・熱量 ★★★★☆
目次

3行でわかるあらすじ

強迫性障害を抱える城谷と、彼を治療に導く心理カウンセラーの黒瀬。

「10個目の項目」を前に城谷の過去のトラウマと欲望が複雑に交錯する。

静かに侵食していく黒瀬の愛と、引き返せない二人の関係を描く第4巻。

【レビュー】大人の心に刺さった見どころ

一見すると理知的でスマートな黒瀬ですが、城谷に対して行っているのは極めて異常でエゴに満ちた依存の囲い込み。
それにもかかわらず、彼の淡々とした態度と清潔感ゆえに嫌悪感を感じさせず、むしろ背筋がゾクゾクするような背徳感に包まれます。
冷静沈着さと歪んだ変態性のギャップが生み出すのは、本作にしかない唯一無二の品格と官能美。
黒瀬の言動は強引に見えて、その根底には「城谷を深く理解し、誰よりも強くかかわりたい」という切実な欲求が溢れています。
ただ甘いだけではない、歪で深い愛の形に大人女性の心が揺さぶられる一冊。
心理的な駆け引きと上質なエロスに酔いしれたい方に心からおすすめします。

こんな人におすすめ

  • クールな攻めの内に秘めた強い執着とエゴに魅了されたい人
  • 品のある美しさと背徳的な官能美を同時に味わいたい人
  • 傷を抱える主人公が相手の色に染まっていく過程を楽しみたい人

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