【レビュー】『テンカウント(2)』の魅力と大人が読みたくなる理由

作品データ
作品名 『テンカウント(2)』
形式コミック
作者宝井理人
レーベルディアプラス・コミックス
巻数全6巻
総合評価 ★★★★★ (4.8)
ストーリー ★★★★★ / 心理描写 ★★★★★ / 糖度・熱量 ★★★★☆
目次

3行でわかるあらすじ

重度の潔癖症に悩む社長秘書の城谷は、心理カウンセラーの黒瀬と出会う。

リハビリとして提示された「10の項目」を一つずつ克服していく城谷。

しかし、黒瀬のふとした態度の変化が、城谷の心に未知の感情を芽生えさせていく。

【レビュー】大人の心に刺さった見どころ

黒瀬の絶妙な距離感に振り回される城谷の健気さがたまらない第2巻です。
最初から物理的にも心理的にも近かった黒瀬が、パッと距離を置くような仕草を見せるたび、城谷の中で生まれる「寂しさ」や「戸惑い」が繊細に描かれています。
まるで計算された駆け引きのように城谷の心を揺さぶる黒瀬の存在感が際立ちます。
また、手のあかぎれや、人と接する際の痛々しいほどの緊張感など、城谷の不器用でいじらしい姿には胸がギュッと締め付けられます。
大人だからこそ共感できる、心の傷と向き合う葛藤や、触れたいけれど触れられない焦れったさが極上の緊張感を生み出しています。
二人の心理戦と、少しずつ深まる執着の予感にじっくりと浸れる作品です。

こんな人におすすめ

  • 不器用で健気な受けにキュンとしたい人
  • じれったい距離感や絶妙な心理戦を楽しみたい人
  • トラウマを抱えた大人の繊細な恋愛を読みたい人

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