【レビュー】『テンカウント(5)【電子限定おまけ付き】』の魅力と大人が読みたくなる理由

作品データ
作品名 『テンカウント(5)』
形式コミック
作者宝井理人
レーベルディアプラス・コミックス
巻数全6巻
総合評価 ★★★★★ (4.9)
ストーリー ★★★★★ / 心理描写 ★★★★★ / 糖度・熱量 ★★★★★
目次

3行でわかるあらすじ

強迫性障害(潔癖症)を抱える社長秘書の城谷は、カウンセラーの黒瀬と出会う。

リハビリの「10の項目」を進めるうちに、城谷は黒瀬に不器用で深い執着を抱き始める。

第5巻では明かされる過去のトラウマと、二人の歪で切ない関係性が加速していく。

【レビュー】大人の心に刺さった見どころ

物語はいよいよ二人の関係と過去の核心へと迫ります。
序盤に漂っていた得体の知れない緊張感や、黒瀬が見せる淡々とした歪な執着の中毒性から一転、第5巻では城谷が抱えるトラウマの根本的な理由が明かされていきます。
それまでのミステリアスな神秘性が薄れ、重く切ない現実に直面するため読者としても疲れや『しんどさ』を感じる展開ですが、40代の大人の視点だからこそ、この深い傷を抱えた者同士の痛切な心理ドラマが胸に深く刺さります。
単なる萌えや甘い恋愛にとどまらず、人間の弱さと歪な愛を丁寧に描いた重厚な一冊です。

こんな人におすすめ

  • 深い傷を抱えた者同士の重厚な心理ドラマを読みたい人
  • 淡々とした歪な執着や切ない関係性に惹かれる人
  • 単なる萌えにとどまらない大人のBL作品を求める人

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