日常を少し離れて、心を静かに揺さぶる物語の世界へ。
当サイトにお越しいただき、ありがとうございます。
ここは、大人がじっくりと浸れる上質なBL(ボーイズラブ)小説やコミックを記録・紹介する、小さな読書アーカイブ(本棚)です。
サイトのコンセプト
「大人がじっくり浸れる、上質なBLの記録。」
あふれるほどたくさんの作品が存在する今、派手な話題性だけでなく、
- 心の奥深くに刺さる丁寧な心理描写
- 寄宿舎・全寮制などのクラシカルな世界観や、海外翻訳作品
- 苦しくなるほど切ない純愛や執着、大人の複雑な関係性
など、読み終えたあとに深い余韻を残してくれる
「大人の鑑賞に堪えうる読み応えのある作品」
を中心に厳選してレビューを綴っています。
運営者について:10代の頃と、40代での再会
少しだけ、私自身の本棚の話をさせてください。
10代の頃、まだ「BL」という言葉やジャンルが今ほど明確に成熟していなかった時代。
当時は「やおい」と呼ばれ、尾崎南さんや高河ゆんさんといった作家の方々が一世を風靡していましたが、私はその熱狂の少し外側をふんわりと通っていた程度でした。
当時の私が本当に夢中になっていたのは、いわゆる恋愛ジャンルとしてではなく、物語の中で魅力的な男の子たちが関係性を築き、和気あいあいとしたり、葛藤するような世界観でした。
小説なら田中芳樹さんの『銀河英雄伝説』、
マンガなら那州雪絵さんの『ここはグリーン・ウッド』など、
骨太な人間ドラマや愛着の湧く空気感に惹かれて本を開いていました。
その後、進学や仕事、日々の生活の中で長らくその手の本からは離れて過ごしていました。
ところが、40代を過ぎてふとしたきっかけで再び触れてみたところ、かつてとは比べものにならないほど豊かに、美しく、そして文学的・エンターテインメント的に成熟した「BL」というジャンルの進化に、息を呑むほど驚かされました。
家族には内緒の、電子書籍という「閉じた世界」
とはいえ、大人の日常は現実のあれこれで忙しい。
家族や日々の生活から少しだけ離れて、誰にも邪魔されず、自分だけの世界に深く没入したい——。
そんな理由から、私は家族には内緒で、
こっそりと電子書籍の端末の中にだけ、自分専用の秘密のライブラリを作って楽しんでいます。
ずっと第一線でBLを追いかけ続けてきた筋金入りのマニアというわけではありません。
ですが、大人になり人生のさまざまな経験を重ねた今だからこそ、
心に沁みるセリフや人間の複雑な機微、言葉にできない感情の重なりに深く揺さぶられることがあります。
自分が通ってこなかったはずの物語を通して、
まるで新しい人生の経験が自分の中に蓄積されていくような感覚。
「もし若い頃にこうした物語の機微や関係性を知っていたら、自分の恋愛や人生の選択も少し違っていたかもしれない」
——そんなことすらふと考えてしまうほど、大人の心に静かに刺さる物語と出会える場所でもあります。
この場所(アーカイブ)を作った理由
「大人が本当に満足できる読み応えのある名作」を自分用に残しておきたい、
そしてそれが誰かの一冊との出会いに繋がれば嬉しい——
そんな思いから立ち上げた小さなアーカイブです。
どうぞ、ゆっくりとお過ごしください。